企業には、正社員以外にも契約社員、パートタイマー、アルバイトなど、いろいろ異なった条件で働いている従業員がいます。正社員について就業規則があっても、正社員以外は、賃金や勤務時間などの労働条件を個別の雇用契約書で定めていることも多いでしょう。このような場合、パートタイマー等に正社員と異なる労働条件を定めたい場合には、パートタイマー等に適用する別個の就業規則を作成することををおすすめしています。なぜなら、パートタイマー等に適用する就業規則が存在しない場合、パートタイマー等についても正社員を想定して作った就業規則が適用になってしまうからです。例えば、就業規則により、慶弔休暇を有給で付与すると規定されている場合、特にパートタイマーは除くとの規定になっていない場合は、パートタイマーにも有給の慶弔休暇を付与しないといけないことになってしまいます。トラブルになる前に備えておきましょう。