キャリアアップ助成金の正社員化コースは、就業規則等に規定した制度に基づき、有期契約者等を正社員等に転換または直接雇用したとき場合に助成されます。支給額は、有期契約者から正規雇用者へ転換した場合、1人当たり60万円です。
採用にあたって、これまで、契約社員で働いていたり、主婦の短時間パートで働いていたりしていた求職者を、いきなり正社員で採用というのは、企業側も働く側も、少しハードルが高いのではないかと思います。有期契約で様子を見て、一定の要件を満たせば正社員登用可能な制度を作り、これを利用して助成金も出るのであれば、準備だけでもしておくのもよいかと思います。
手続きの大まかな流れとしては、まず、キャリアアップ計画書の作成・提出、就業規則への転換制度の規定・労基署への届出、転換制度に定めた試験等を実施、正社員へ転換・新たな雇用契約の締結(雇用契約書・労働条件通知書等書面にしておく)、転換後6か月雇用継続した後、2か月以内に支給申請となります。