キャリアアップ助成金、受給のハードルが上がる? ~要件追加予定~

【1】キャリアアップ助成金
  「正社員化コース」とは?
有期契約者を、正規雇用等に転換した場合に
助成されるものです。
有期契約者から正社員に転換した場合、
1人あたり57万円が助成されます。
(生産性要件を満たした場合には72万円)

【2】今年4月から受給のハードルが上がる?
今年4月の転換から、
要件が追加される予定になっており、
受給のハードルが上がりそうです。

これまで受給実績がある会社は、
改定を知らずに
今までと同じように申請すると、
受給できなくなる場合がありますので、
注意が必要です。

【3】追加要件1→5%の賃上げ
正規雇用へ転換した際、
転換前6か月と転換後6か月の賃金を比較して、
5%以上増額していること、が追加されます。

賃金には、賞与や諸手当を含みます。

これまでは、賃金については特に要件はなく、
正社員へ転換し、正社員としての待遇が保障
(=正社員の就業規則が適用される)されれば、
対象となっていました。

【3】追加要件2→契約期間が3年以下
有期契約者からの転換の場合、
対象労働者が転換前に事業主で
雇用されていた期間が3年以下に限る、
が追加されます。

これまでは、雇用期間については特に
要件はなく、10年以上契約社員だったとしても、
対象となっていました。
今後は、このような方は対象から外れます。

【4】申請上限人数は拡充される
これまで1事業年度15人までだったのが、
20人までに拡充されます。

今年の4月以降の転換から、
変わりますので、
正社員転換の予定があって、
すでに現行の助成金の要件を満たしている場合には、
早めに転換を考えてもよいでしょう。

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小栁人事労務サポート
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