テレワークにトライするとき、ルールは?

【1】テレワークとは?
情報通信技術(ICT)を活用した、
場所や時間にとらわれない
柔軟な働き方をいいます。

自宅行う在宅勤務だけでなく、
喫茶店や移動中の交通機関などで
行うモバイルワーク、
共有のシェアオフィスや会社が
専用で用意するワークスペース
などで行うサテライトオフィス
(施設利用型)勤務など、
があります。

【2】テレワークにトライする
時のルールは決めたほうがよい

次のような事項について、
あらかじめルールを決めて
実施したほうがスムーズです。

◆時間管理
始業・終業の時刻を報告させ、
通常の時間管理を行う場合が
多いようです。

勤務開始時に1日の業務予定と
終了後に結果報告等を行うよう
にすれば、上司は、ある程度、
業務量や進捗の把握も行えます。

事業場外みなし労働時間や
裁量労働制の制度などを導入
することも考えられます。

◆対象となる業務の範囲
最初は、企画書や提案書作成、
システム開発など、テレワークでも
支障なく行える業務から対象するのが
よいでしょう。

業務の洗い出しをすることで、
この業務はなぜオフィスでしかできないのか?
何が妨げになっているのか?
など、業務改善へつなげる視点も
大事です。

◆適用対象者
場所がどこであっても、
自律的に業務遂行できると
考えられる 従業員を対象にすると、
会社もハードルが下がると思います。

例えば、勤続●年以上と限定したり、
所属長の承認を要件とすること
なども考えられます。

◆就業場所
在宅に限るのか、
シェアオフィス等の利用者が限られているスペース、
喫茶店や図書館などのオープンスペースなど、
どの範囲まで、会社としてテレワークを認める
のかは、セキュリティーの観点と合わせて
検討しておく必要があります。

◆期間や頻度
最初は、週に1~2日などの頻度で行い、
半年ほどかけて、定期的に
改善点や効果をみていきましょう。

◆費用負担
通信コスト、光熱費等に関して、
会社と従業員どちらがどのように費用負担
するのかを決めておきます。
自宅に通信環境がすでにある場合は、
利用者の負担にすることが多いです。

◆過重労働の防止
過重労働にならないような管理も
必要です。
時間外勤務を行う場合には、
必ず事前申告制にする、
深夜帯の勤務は原則禁止などのルールを
決めておくと良いです。

情報漏えい防止の視点から、
情報通信システムやセキュリティ教育
の検討も必要です。

もし、ご不明な点ありましたら、
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小栁人事労務サポート
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