技能検定で合格祝い金を出す制度を作ると、助成金がでる?

【1】助成金の内容は?
社員に、技能検定を受検させ、
合格者に報奨金を支給する制度を導入し、
実際に合格者に報奨金を支給した場合に
支給されます。

助成金額は、47.5万円です。
(一定の場合60万円)

【2】技能検定とは?
技能検定は、その人の有する技能を
一定の基準により検定し、
国として証明する国家検定制度で、
合格者は、技能士と称すること
ができます。

技能検定は、建設関係、窯業・土石関係、
金属加工関係、一般機械器具関係、
電気・精密機械器具関係、食料品関係、
衣服・繊維製品関係、印刷製本関係、
貴金属・装身具関係、
その他ウェブデザインなど、
全部で111職種あります。

ご参考→技能検定の職種詳細
【3】技能検定合格報奨金制度導入のメリット
技能検定は、国の制度ですので、
一級技能士などがいると、
会社の技術力の高さをアピールでき、
他社との差別化・競争力にもつながります。

また、このような制度の導入は、
社員の技能向上への
モチベーションアップはもちろん、
人材採用の面でもメリットがあります。

社員の能力向上を会社として支援する制度
があることは、
技能を高めて成長していきたいという
意欲的な人財の誘因になるからです。

【4】助成対象となる制度の内容
助成対象となる
技能検定合格報奨金制度は、
下記内容を就業規則に規定した場合です。

1.技能検定を従業員に計画的に
受験させること。
(誰に、いつ、どの技能検定を)

2.技能検定の経費(受験料等)を
全額事業主負が負担すること。
(業務指示の場合)

3.技能検定の合格者に報奨金を
支給すること。
(金額は自由に設定可)

【5】申請のおおよその流れ
1.事業内職業能力開発計画の策定、
職業能力開発推進者の選任
2.報奨金制度案・実施計画書の作成
3.報奨金制度案、適用計画届を役所へ提出
4.役所認定後、報奨金制度就業規則の
制定・届出、従業員への周知
5.制度の適用
(技能検定申込・受験、合格報奨金の支給)
6.適用してから6ヶ月経過した後、
2カ月以内に支給申請

このような助成金をうまく使って、
社員の技術力を高めていけるとよいですね。

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