従業員を雇い入れたとき、要件を満たせば、通常、雇用保険と社会保険の加入手続きをとります。それが、何らかの理由で手続き漏れが生じてしまっている場合があります。社会保険については、大事な健康保険証が届かないことになるので、その時に手続き漏れに気づくことができて、すぐに手続きをすることができます。
しかし、雇用保険については、一応被保険者証が役所から届くのですが、従業員も会社もあまり気にされてないことが多く、その後、手続き漏れに気付くきっかけはなかなかありません。手続きが漏れたままですと、いざ従業員が会社を辞めたときに、失業給付を満額までもらえないというような事態にもなってしまいます。
雇用保険の加入状況を役所へ照会できる仕組みがありますので、この機会に一度照会をかけて、手続き漏れがないか確認してみるのも良いかもしれません。