採用選考に当たって

採用選考に当たって、
本人への質問内容や調査について、
特に最近はメンタル退職の増加や
個人情報への配慮から
気にされる会社も多く、
ご相談を受けることがあります。

通常、前職での業務内容や退職理由等について
質問はするでしょうが、
その際に、疑問がわいてくるような場面もあるでしょう。

このような場合には、
本人に退職した会社から退職証明書を取り寄せてもらって、
確認するという方法があります。

退職証明書は、
退職した本人が、次の5事項について証明書を請求した場合、
会社が遅滞なく交付することが義務付けられている証明書です。

5事項は下記のとおりです。
①使用期間
②業務の種類
③その事業における地位
④賃金
⑤退職の理由(退職の事由が解雇の場合にあっては、その理由も含む)

この点につき重要なのは、
本人が証明を請求しない事項については、
会社は、証明してはいけないことになっていることです。

その証明書で、証明されている事項、
証明されていない事項を確認すれば、
ある程度のことが推測でき、
採用判断についての一助になるかと思います。

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