多様な働き方

先日、管理職の女性比率65%というアパレル業のストライプインターナショナル社長の多様な働き方に関する記事が出ており、多様な働き方を進めていくにあたってのヒントが凝縮されているような内容で、大変興味深く読ませていただきました。

創業時から、業界では珍しい全員正社員制度を採用していた同社では、出産などを機に長年勤めた優秀な社員が辞めるケースが出てきて、6時間や4時間の短時間正社員制度を設けたところ、当初は利用者がいなかったそうですが、長期キャリアプランなどを直接話すことにより、徐々に広めていったそうです。

また、地元に残りたいとの学生の要望が多くて地域限定正社員の制度の導入、責任の重さを敬遠する働き方の要望が多くて、今は、全員正社員の方針を変え、パート・アルバイトの採用もしているとか。また、短時間勤務者が15%にのぼるなか、制度を使わない若手のフルタイム正社員の不公平感に対しても、短時間勤務者も土日祝出勤を入れるなど、と対応をとっています。

経営者は、常に社員の声に耳を傾け、社内の雰囲気づくりを含めて徹底する覚悟が必要と話され、実践されてきたことがよくわかります。多様な働き方については、制度化も大事ですが、社員がそれぞれのステージや価値観等の中で能力を最大限発揮できる場を創るために制度と社員のケアを続けていくことが肝要ですね。

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